10/24　河又クライミング　「モスグレイハンド」は難しい

I田さんとは水曜日にPUMP2で一緒に登ったのが初対面。以前は山岳会に所属していてアルパイン、氷壁なども登っていたということだが、最近はフリーク ライミングをメインにしていると。ただ、PUMP2で左手を痛めてしまい、調子がイマイチ。結局、後半はビレイ専門になってしまった。申し訳ない。

「ミヤザキミドリ」（5.10a）でアップし、すぐ「モスグレイハンド」に取り付く。とは言っても2ピン目のヌンチャクが登りながらではかけられないので、下からチョンボ棒でプリクリップ。

このルートの核心部は、2ピン目のクリップとその前後。テラスで1ピン目をクリップし、立ち上がって左カチを取り、右手アンダーホールド、右足を 高く上げて左手スローパーを取る。右足を穴に掻きこんでキョンにし、左手をスローパーにマッチさせ、右ひざを曲げて身体を凹角に押し込み、右手で甘いホー ルドを中継してその数センチ隣にあるガバカチを取る。

これが取れれば、あとはそんなに難しくはないのだが・・・　前傾がきつくて手が持たない。そもそも両手をマッチしてから身体を壁に近づけることができない。デッド気味に右手ホールドを取ろうとすると落ちてしまう。

1便目はここのムーブをあれこれやって敗退。その後、別パーティが取り付いて上までヌンチャクをかけてくれた。

2便目は、2ピン目のプリクリ無しで取り付いたが、クリップできず。この状態で落ちるとグランドフォールしそうなので、チョンボ棒を引き上げてプリクリップする。やはりトラバースはできない。一応、テン山になったがトップアウトできた。

3便目は、トラバースのところだけを繰り返し練習してみた。やっぱり身体が入らない。

4便目は、すでに身体張力が限界になっていて、前進できず。

5便目は、うす暗くなってきたので回収便。

2月に初めて取り付いたとき、そして先週久しぶりに触ったときには、ぜんぜん登れそうになかったが、どうにか光明が見えてきたような感じもする。あのトラバースムーブさえできるようになれば、レッドポイントも近づくのだろう。