マレット指

この2週間ぐらい、右手小指がぐにゃっと曲がってしまう「マレット指」症状になっている。
最初に気がついたのは7月25日に砦岩でクラックをやった時、ビレイしようとしてビレイグローブがひっかかる。その前の週、18日にマラ岩でブルースパワーをトライして、右手小指をぶつけてしまい、爪の下をすりむいてしまった。25日にはまだ傷が治っておらず、絆創膏を貼っていたせいかと思ったが、なんか小指が急角度で曲がっていたためだった。ただ、特に痛くもないのでそのままクライミングを続ける。


数日たっても曲がったまま。飲みに行って仲間から、その指どうしたんだと聞かれ、ちょっと心配になる。でも、痛みがないので突き指とかではなさそう。その日は居酒屋の割り箸で添え木にし、テーピングでまっすぐにしたけれど、翌朝には取ってしまった。
そして次の週末直前。曲がったままの指はポケットに手を入れるにしてもひっかかって邪魔だし、ジムで登っていてもなんとなく違和感がある。自宅から数十メートルのところにあるかかりつけの「きくち接骨院」に行くと、指を伸ばす腱である伸筋腱が伸びてしまっているのではないかと。その場で紹介状を書いてもらい、国分寺駅南口、かつてB-PUMPがあった近くの島村整形外科に走る。ここで指のレントゲン写真を撮影し、診断。骨は異常がないので、やはり腱が伸びているらしい。最近のレントゲン写真はフィルムではなく、デジカメの感光体みたいなイメージングプレートというので撮像し、すぐにパソコンで表示できるん
だね。菊地先生から預かっていたDVD-Rに画像データをコピーしてもらい、きくち接骨院に戻る。
この日は1時から会社近くで野口啓代ちゃんとデート打ち合わせの約束だったので、とりあえず島村整形外科で処置してもらったテーピングだけで家を出る。
土日はこりもせず、小川山でクライミング。
月曜日、きくち接骨院を訪れ、詳しく症状と治療方針を聞く。
指は甲側の伸筋腱より、内側の指屈筋の方が強い。特にクライマーは指で体重を支えたりするから指屈筋はどんどん強く太くなる。それに比べて伸筋筋、伸筋腱はあまり鍛えられないまま。結局、指が常に内側曲がったような状態になってしまう。指をパキるというのは、指屈筋・指屈腱を断裂したりする症状のようだ。

伸筋腱を伸ばしてしまっても、痛くてクライミングができなくなることはないのだけど、あちこち引っかかって邪魔だし、無理に曲がった状態なので関節はちょっと痛いというか痒くなる。

伸筋腱を縫って縮める外科療法もあるというが、「土屋さんはクライミングやっているから、またすぐ伸びちゃいますよ」と。

結局、テーピングと添え具で指が伸びた状態を保っておき、自然治癒を待つしかないという。発症から2週間以上経過しているので、曲がったまま固まってしまう可能性も高い。

鉄と革でできたマレットフィンガースプリントというのをもらったのだが、ベルクロテープ1本で装着するこの装具はすぐにずれたりはずれたりする。先日の沢登りでは絶対になくすだろうということで、代わりに割り箸をテープで止めて指が内側に曲がらないようにした。ところがなんと、帰宅してから割り箸やらを外しているうちにどこかに消えてしまった。また、割り箸装具の復活である・・・

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