02/13 残雪の二子。ノースマウンテンは終了点タッチ落ち

土日、下吉田キャンプ場泊まりで二子クライミングの予定だったが、悪天候のため次々とパートナーが脱落し、ついに土曜日はキャンセル。日曜日日帰りとなった。


朝、6時に駐車場に向かうと、そこには氷だらけのエスクードが。夜中に降った雨が明け方の冷え込みで凍ったようだ。乗り込もうとするが、まずキーが入らない。どうにか押し込んだけどキーが回らない。中が凍っているのだ。助手席側はキーが回ったが、ドアが凍り付いている。無理矢理力をかけ、バキバキ・メリメリとドアをこじ開ける。助手席側から手を伸ばしてエンジンをかけ、車を暖め始める。やがて運転席側のドアも開いた。こんなに凍ったのははじめてのこと。フロントガラスも氷だらけで前が見えない。ヒーターを最強にし、ウィンドウォッシャーをかけてどうにか前が見えるようになった。クコさんをこの極寒の駅前で 15分も待たせてしまって申し訳ない。

クコさんを乗せ、ゴン助さんを自宅でピックアップし、299で小鹿野へ。ここ最近ではめったになかった快晴の青空が広がり、山並みがくっきりと見えている。これなら昼間は気温がかなり上がりそうだ。

正丸トンネルを越えると、あたりは雪景色だが道路は乾いており、凍っているところもない。小鹿野の温度計もプラス2度を表示している。だが、坂本から林道に入ると雪がべったり残っていて、トンネルを越えると20cmぐらいの積雪。四輪駆動に切り替えてゆっくりと進む。駐車場にはすでに6台ほど停まっていた。

駐車場から股峠を越えて弓状までも雪道。歩くところはトレースがあってなんとかなるが、やはりアプローチシューズではなく長靴を履いてきた方が正解だったようだ。特にファイブテンのアプローチシューズは防水性がほとんどないので、雪が溶けて靴下まで染み込んでくる。

だが、さすがに弓状エリア。谷の方は雪が残っているけれど、岩壁も取り付きもカラカラに乾いており、クライミングにはまったく問題ない。ただ、「高くのぼれ」や「バイパス」など傾斜が緩いところはガバに雪が積もっていて登るのは厳しいという。久しぶりに「ワーカホリック」でアップする。

アップの時点ではまだ岩は冷たかったけれど、この天気ならば午後はかなり暖かくなりそう。そこで「ノースマウンテン」のトライを13時にすることに。今日のノースマウンテンはぼくとクコさん、それにPUMP1の女性と総勢3人しかいないので、割と自由な時刻にトライできそうだ。

12時ぐらいまで、日だまりで昼寝したりしてのんびり過ごした。で、クコさんのノースマウンテン1便目をビレイしたのだけど、アップ不足か身体が動かないという。ぼくも彼女もワーカホリックを1本登ったたけだ。これはちょっとまずいかもというわけで、「悪魔のエチュード」を登って再度ウォーミングアップとする。

そして13時半にスタートした1トライ目。各パートのムーブもしっかり決まっており、レストポイントではきちんと休める。これは行けるかと終了点2手前。ガバカチを持つことはできたけれど、すでに右指の力が残ってない。足を踏み換えたもののこれ以上登れず敗退。先々週と同じ地点にようやく戻った。

降りてきたらみんなから「あそこまで行ったら、動きを止めちゃだめ」「落ちてもいいから手を出さないと」と叱咤激励される。

昼食取って、昼寝して2トライ目は15時過ぎ。気温は10度近くまで上がり、岩も暖まって焼き石は必要ない。ベストコンディションだ。

8ピン目をクリップしてからのニーバーレスト。1便目の教訓を元に右手を完全にレストさせることを試みた。そして棚に乗り上がってからの最終ムーブ。右手を中央ヒダで中継してから右上へ。ところがいいところをつかめない。ここで敗退すると先週と同じになってしまうので、中継カチにいったん右手を戻し、もう一度体制を整えて右上に手を出す。無事にカチの部分をとらえることができたので、左足キョンで右手をもう一手上げ、足を踏み換えて左手ガバへ。周りから「ガンバ!」の声援を受けながら終了点に手を伸ばす。「かかった!」だけどガバにはあと1cmぐらい足りない。終了点は大ガバなので右手第2関節、第3関節まで入るのだが、自分の右手は第一関節中間ぐらいまでしかかかっていない。これでは右手で身体を引き上げるのは無理だ。もう一度終了点へのムーブをやり直そうとしたが、力尽きてフォールした。

最後は16時半過ぎ。やはり終了点手前の左手ガバまでは行けたけど、終了点を捕まえられずにフォールして敗退。

またまたノースマウンテンRPが来週まで延びてしまった。