孫女の岩場を開拓した南アルプス市議が富士山で遭難

このところクライマーの事故が相次いでいやになってしまう。今度は北杜市にある「孫女(まごめ)の岩場」を開拓した南アルプス市の共産党市議、亀ケ川正広さんが富士山で遭難死亡したという。 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20101205-OYT8T00741.htm

 


この方とは直接面識はないけれど、孫女の岩場は数年前、クラハイの若旦那さん、シュクラさんと甲府幕岩に遠征したら雨で登れず、カサメリもだめで、ここはどうかとのぞきにいったことがある。増富ラジウムラインの小さなトンネルの横というか、川からスタートして道路際あたりが終了点というコースが何本かあるらしい。このときは川への降り口がわからず、状態も良くなかったので登らずにジムに行った。

「共産党の議員さんが一人で開拓したんだよ」という話を聞いたので印象に残っていた。

12月に単独で富士山登山をするとは、よほど強い登山家かバカのどちらかだ。本人のサイト
http://www5d.biglobe.ne.jp/~kikegawa/kikegawa.syumi.index.html
を見たら甲斐駒日帰りとか2月厳冬期に富士山ワンディ、1月に北岳1泊、新潟・糸魚川から静岡・駿河湾まで日本横断自転車ノンストップランなどなど、あきれるほどのアウトドアマンということが判明。ただ、議員という公人としてはちょっと無茶が過ぎたのではないだろうか。少なからぬ有権者の信託を受けて議会に送り込まれているのだから、もっと自分を大事にしてほしかった。

今回の事故も、下山中に尻セードしていて3000mあたりで岩にぶつかって腕を骨折。動けなくなって携帯電話で救助を要請したけれど当日中の救出ができず、凍死したらしい。

自分も登るけれど、やはり雪山は怖い。

ご冥福を祈ります