9/19 カサメリ沢コセロックでワニワニワニをRP

9月の3連休。初日の土曜日は自宅で原稿書いたり、片付けをしておとなしく過ごしていたが、中央高速が45kmの大渋滞というニュースを聞いて、山梨・長野クライミングへは夜出発に変更した。


土曜日夜の中央高速、いつもよりは車の台数が多いようだが、もちろん渋滞もなく快適。須玉ICで降りて、ローソンで弁当とビール。と思ったらおにぎりもパ
ンもほとんど在庫がなく、おまけに酒は売ってないという。なんということだ。そういえば、信号の先に新しいコンビニがオープンしていたなと、ちょっと足を
伸ばしたらおにぎりもパンもビールも山積みだった。最初からこっちで買えば良かった。

0時過ぎに植樹祭公園に到着。けっこう駐車場も車が止まっている。管理棟の西側、道路を隔てたスペースにテントを張り、ビールを空けて就寝。


もなく、今回のクライミングパートナーであるコムロ夫妻が到着。未明のうちに調布インターから高速に乗ったのに、事故渋滞に巻き込まれてしまったという。
朝になると、すぐ隣にスラ婆さん一行、駐車場にはヤマダさんのデリカ、そしてハシモトさんのロンドグループと知り合い多数に遭遇した。

初日の目標はクコさんの希望でカサメリ沢だ。ぼくも彼女もコセロックの「ワニワニワニ」(5.11b)が宿題で残っている。

カサメリ沢手前の駐車スペースもかなり混雑しているというので、ぼくのエスクードで向かう。確かに手前の方まで車が止まっている。不動沢への林道を上がったところに車を突っ込んで駐車する。

コセロックにたどり着くと、アップルートの「ネコの手」あたりはかなりの順番待ち状態。そこでさっさと納涼岩の「トラバント」でアップ。

かかっていたヌンチャクをお借りして「ワニワニワニ」へのトライ開始。前回は1便しか登ってないが、テン山ボロボロだった。1ピン目から2ピン目のガバが遠いのと、最後終了点のガバも遠い。

1便目はホールドとムーブを確認。やはり2ピン目前、そして終了点前でテン山になってしまう。

2便目、下部は解決したけれど、終了点手前のガバを取るためのムーブが起こせずテンション。

3便目、なぜか2ピン目から3ピン目までの、どうってない箇所で足が滑ってしまいフォール。これで調子くるって上部もテン山。


方の4便目。2ピン目、3ピン目を慎重にクリアし、最後のヌンチャクにクリップ。ここで長めにレストする。右の縦カチを右手で取り、左手でカンテを抑えて
足を上げる。右足を右に開き、左手で正面のちびカチ。さらに1歩左足を上げると、スタティックに右手が上のガバに届く。ようやくレッドポイントできた。

waniwaniwani.jpg

植樹祭公園に戻って、結局温泉には行かずに食事の準備を始める。丸鶏のお腹にもち米、高麗人参、ナツメ、ニンニクを詰めて針金で縛り、ダッチオーブンに入れて水を注ぐ。いつものように七輪で炭と豆炭を起こしてダッチオーブンを乗せる。


が、ちょっと炭が少なかったのかなかなか沸騰しない。沸騰どころか、いつまでたってもぬるま湯状態である。しょうがないのでスープをいったんコッヘルに移
し、ガスストーブで沸騰させ、さらにダッチオーブンもガスストーブで加熱する。10kg近いダッチオーブンをEPI
REVOに乗せるのはかわいそうだ。というか不安定。ダッチオーブンのツルを押さえて沸騰してくるのを待ち、七輪に戻した。

管理棟の南側
にちょうどいい具合にテーブルとベンチが並んでいる。他のグループも使っていたので、我々もここで宴会開始。参鶏湯ができるまでの間、ビールで乾杯してつ
まみ類を食べ始める。これでお腹が膨らんだころ、ダッチオーブンを開けて鶏を出したが、中がまだ赤い。コムロさんの分離型ストーブAPSA-Ⅲを借りて、
再度加熱。

鶏肉にはしっかり火が通り、スープは出汁が出てとても美味しかったけれど、お腹に詰めたもち米やニンニクはまだ固い。そこで鶏肉を食べてしまい、うどんを入れて主食に。詰め物はさらにダッチオーブンに戻して七輪にかけ、翌朝まで放置しておかゆにすることにした。

植樹祭公園は、数年前にクラハイメンバーやガメラさんのツアーで泊まっているけれど、その時は各自簡単な食事を作っただけだったので、あまり設備について
記憶していなかった。今回、キャンプも楽しんでみて、かなり快適なことに気づいた。キャンプスペースはほとんどフラットで芝生が生えており、寝るのにとて
も楽。水場も近くてきれい。欠点はキャンプ場のバイオトイレが故障しており、夜間は駐車場上のトイレしか使えないということ。料金はテントひと張り
1000円と格安だし、その徴収すら適当(もちろん払ったけれど)。近くにお店がないということが欠点かな。