共同声明

 昨年12月以来岡大への再登場を目論む統一協会(勝共連合)=原理研は、今回「岡大学生新聞会」なるものをデッチ上げ、学内に「岡大学生新聞」創刊号をバラ撒いた。

 彼ら原理研は青学大、東大、早大、神戸大など全国各地の大学において大学当局や警察、KCIAの手先としてスパイ行為、学友へのテロ、リンチ、告訴告発等をくりかえし、自治会やサークルなどの学生の自主的活動を圧殺している。

 その過程でしばしば行われるのがニセ「大学新聞」のデッチ上げである。これによって教官層に取り入り、反共宣伝を行い、そして公認の大学新聞への妨害を働くのである。

 例えば、岡大では正規の公認大学新聞として岡山大学新聞と岡大医学部新聞が活動しているが、原理研=「岡大学生新聞会」は各学部長、教務、そしてサークルからあたかも公認の新聞会であるかのようにあざむいて記事をせしめている。

 さらに約100名もの卒業生から強引に名刺広告をかき集め、これに対する抗議、苦情は医学部新聞に向けられているのである。

 現在日本が軍事大国化、侵略戦争準備を押し進めている中で、人民への治安弾圧はますます凶暴なものとなってきている。

 大学においては中教審路線にもとづく大学再編が「4・20通達」を軸に、学生処分、学生会館・サークルBOX管理強化、生協(共済会)つぶし、廃寮攻撃と全国的に熾烈なものとなっている。

 個別岡山大学でも昨年の一方的な新サークルBOX建設、そして今年に入っての廃寮−四条件寮建設強行に対する闘いが岡大学生運動の未来、大学自治の存亡をかけて文字通り決戦として闘われようとしている。

 我々は学生の側、人民の側に立ち、中教審路線、管理強化反対の編集方針をかかげて微力ながらも活動してきたし、今後も活動していく。だからこそ権力の尖兵でしかなく、さらに学友教職員、OBをあざむく原理研−「岡大学生新聞」を決して許さない。

 全ての心ある皆さん、我々と共に闘われんことを!

岡山大学新聞会

岡大医学部新聞部

1980年6月12日