岡山大学新聞241号 1979年4月15日

2・11 紀元節粉砕 基地徹去
日本原総決起集会

二月十一日岡山県北奈義町日本原にて「紀元節粉砕、元号法制化粉砕! 実射阻止! 5・16投石弾効! 軍用道路建設阻止! 2・11日本原総決起集会」が日本原婦人の会、青年反対同盟、国有地耕作者組合の主催で開かれた。

集会には一五〇〇名の労働者、農民、学生か結集し、岡大からは全学活動者会議(準)を中心に約三〇名の学友が決起した。

正午より集会が始まり、まず地元農民を代表して鷲田さんが登壇し、「日本原にも三里塚にも法律はない。国が自ら法律を踏みにじっているのであって、我々は正しい闘いをしている」とあいさつした。

続いて12・18弾圧、5・16訴訟、「不法」耕作地使用訴訟の報告があり、その後支援団体のあいさつが次の順で行われた。部落解放同盟岡山県連青年部、同奈良県連青年部、三里塚・芝山連合空港反対同盟、中核派、解放派、プロ青同各三里塚現闘、社会党町会議貝、関西新空港反対同盟、岡山婦人民主クラブ、反戦被爆者の会、日本原農民田中さん、国労倉吉支部、広島県教組、岡大全学活動者会議(準)、被爆青年同盟。

砂川基地反対同盟、北富士忍草母の会、立川自衛隊監視テント村、朝霞基地解体実、七尾火電反対青年同盟、動労千葉、全金田中支部からはメッセッージが寄せられた。

中核派、解放派、馬天嶺の各現斗のアピールの後、主催の農民団体の決意表明があり、自衛隊が入会権、通交権、環境権、耕作権の四つの権利を否定している事、12・18弾圧で田の中にいた者にまで道交法を適用した事を糾弾し、不当逮捕に負けず闘う、と力強くアピールした。

集会後二千名の機動隊の弾圧をはねのけ、全員日本原基地ゲート前までのデモを圧倒的に貫徹した。


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