岡山大学新聞 通刊238号 1978年9月30日発行

三里塚 百日間闘争を貫徹

9・17集会に一万六千余の結集

 去る九月十七日の「百日間戦斗貫徹」三里塚現地集会は一万六千余の労農学の共斗によって克ち取られた。集会は、反対同盟からあいさつ基調報告があり、続いて各地の斗う戦線から連帯のアピールがあった。午後四時、岩山地区めざしたデモが開始され、それに呼応して、空港南端に二個のアドバルーンが舞い上り、空港南側の飛行は完全にストップした。にもかかわらず権力=機動隊は、空港から一歩も出ることが出来ず、人民の大義の前に全くの釘づけのままであった。その前夜にも雨の中で果敢な斗いが展開されていた。反対同盟を先頭に、たいまつデモの大義の炎が夜空を明るくし、打ち上げ花火は、ジャンボジェットの主翼に、怒りの火玉として直撃玉砕して、敵=権力をまさに恐怖のどん底にたたき落とした。
 「百日間戦斗」によって「開港」の既成事実の基盤は、常に人民によっておびやかされ続けるきわめて不安定な状態にたたきこまれている。今や反対同盟と斗う人民は、敵が暴力によってつくりあげた既成事実そのものを根底からくつがえす、まさに日本階級斗争の新しい地平を辺り拓く斗いに前進しようとしている。そして再度三度福田政府の支配力の全てを三里塚にひきずり出し、釘づけにし、これを打ち破って必ずや廃港決戦の勝利を斗いとるであろう。
 反対同盟を先頭に斗い続けられた「百日間戦斗」の成果を引き継ぎ”廃港”への決定打をたたきつける新たな斗いへむけた「人民の宣戦布告」を発しよう!
 全ての岡大生の皆さん。三・二六を勇敢に斗い抜いた岡大生獄中同志につづき三里塚斗争に決起しようではありませんか!


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