府中平和祭りプレ企画として、府中市女性センターにおいて原子力資料情報室共同代表の伴英幸さんによる講演会「どうなるの?どうするの?~いま、福島原発でおきていること~」が開催された。
開会時刻の14時に中河原駅前にある府中市女性センターに自転車で駆けつける。中河原にはクライミング仲間のAさんが住んでいて、しょっちゅう来ていたけど、府中市女性センターに入るのは初めてだ。会場はすでにかなりの人が詰めかけていた。
伴英幸さんは、淡々と福島原発事故の恐ろしさを語っていった。わからないことはわからないと言い、むやみやたらと怖がるのではなく、避けなければならない被爆は断固として避けること。
休憩後の後半は質疑応答になったけれど、質問者が演説しちゃって長い長い。それでも伴さんは丁寧に答えていった。
放射線測定器で自宅の放射線強度を測っているけど、かなり高い値が出ているのをどうしたらいいかという質問には、最近売られている簡易型測定器には誤差が大きいものも多いので、絶対値はあまりアテにならないとのこと。
そして、「第二のフクシマ事故を防ぐ」という最大のテーマに対しては、各自が原発いらないという決意を持ち、みんなの力で政策を変えていかなければならないと。
平和祭りの本番は9月10日府中中央文化センターに元原発労働者による原発を考える講演会、11日に府中公園で企画展示とフリーマーケットが開催される。
昨日は参加してくださってありがとう。女性センターからは「あまり宣伝しないで」と言われ、「グループ」以外の人たちの参加は原則として歓迎しない旨を申し込み時に強調され、疑問だらけでした。こちらも主張すべきところはしっかり主張、なんとか折り合いをつけて開催に漕ぎ着けた次第です。
入場者は120人くらい。会場は定員100人なので、報告書には100人としておきました。
赤ちゃん連れの人も何人かいて、子どもたちも会場や保育室に。私はチェルノブイリ事故後に幼かった子どもたちと原発現地や六ヶ所村、省庁や集会に飛び回った頃のことを思い出しながら司会をしました。
ついに日本で大事故が起きてしまったことが悔やまれてなりません。
原発を止めるのは今しかない。私たちが変わらなければ、意思表示をしていかなければ、被災地の人たちやこれから生き続けなければならない子どもたちに申し訳ないと思います。