07/08 東京国際ブックフェア&国際電子出版EXPO

昨日から東京ビッグサイトで開催されている東京国際ブックフェア&国際電子出版EXPOを見てきた。昨日、友人が現地に行ったというツィートがあり(というか、foursquareからの位置情報発信だけだったが)、招待券もあちこちから届いているし、ちょうど午前中に追浜まで出かけているので帰りに足を延ばした。

ブックフェアは大小さまざまな出版社や編集プロダクションがブースを並べている。出版社のブースには、もちろん自社の本が並んでおり、だいたい2割引きぐらいで購入できる。洋書や音楽CDなどのバーゲンもやっていた。電子出版EXPOは、当然ながら現在話題の電子書籍ばっかり。端末メーカー、リーダー開発会社、フォントメーカーなどが出展。

ついに写研がフォントをデジタル化して公開すると宣言していた。「ナール」とか「ゴナ」とか、懐かしいけど今のデザイナーは知らないんじゃないかな。電子書籍ではどのフォントを使いたいかとアンケート取っていたけど、価格体系も出てなく、ずいぶんおっかなびっくりという感じ。

パナソニックはAndroidベースの電子書籍リーダー「UT-PB1」を発表。WiFiのみでバッテリーが5時間というのは、ちょっと短いのではないだろうか。

KDDIのブースでは去年発売された電子書籍リーダー「biblio Leaf」の現物を初めて触ってみた。モノクロ電子インクは読みやすいけれど、画面操作が専用スタイラスペンでしかできないというのは不便極まりない。「LISMO BOOK STORE」はauのスマートフォンでしか使えない。

NECのブースでは、Android搭載スマートブック「LifeTouch NOTE」をいじってみた。かつての「Mobile Gear」みたい。キーボードもそこそこ打ててATOK搭載、700g前後と軽くてバッテリが8時間持つというのは気に入った。

エステンナイン京都のブースでは、InDesignでLaTeXが使えるプラグインのデモをやっていたので、じっくり見せてもらった。サブウィンドウが開き、そこではまさにLaTeXのコマンドを打ち込んで変換するとInDesignにLaTeXで作った数式が挿入される。InDesign側ではフォントのサイズなどの指定ができる。基本は数式エディタだけど、LaTeXのコマンドやスタイルなどが全部使えるという。ただ、1本31万円というのは高くて手が出ない。これなら普通にLaTeXで組んでPDFでInDesignに張り込めばいい。

ボイジャーのブースでは、ちょうどRobert Stein 氏(本の未来研究所代表)と 萩野社長のトークイベントをやっていた。Robert Stein氏は1985年にThe Voyager Companyを立ち上げた人で、萩野さんとずっと電子書籍を切り開いてきた。萩野さんのプレゼンテーションでは、ボイジャーが90年前後に作ったCD-ROMやFDのマルチメディア作品を紹介。20年ぐらい前、HTMLがなかった時代にMacintoshのハイパーカードで、テキスト、映像、音声を自由自在にリンクした、きわめて高度なハイパーテキストを実現していたのだ。

二人の結論として、15年たって見ることができなくなるような作品はやめようと。ハイパーカードは200年、ジョブズが開発を打ち切ってしまったため、現在のMacintoshでは再生できないのだ。そこで、ボイジャーはHTML5対応のブラウザベースリーダー“Books in Browsers”を発表した。Webブラウザなら、基本がオープンになっているから今後もかなり長く使えるだろう。過去のボイジャー作品の一部は、YouTubeで公開されている。ただ、残念ながら契約の関係か、「A Hard Days Night」は非公開のようだ。

最後に、ブックフェア会場に戻って本を物色。さんざん迷ったあげく、書物復権8社の会ブースで、『暗号化 プライバシーを救った反乱者たち』(スティーブン・レビー 紀伊國屋書店)を購入。2500円が2割引きの2000円(プラス消費税100円)なり。

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