12/28 JARL会長宛にFT8周波数移行について異議申立書を出した

12月になって突然、JARLが7MHz 帯 FT8による国内局同士の運用周波数を現在の7.041MHzから7.030-7.040MHzに移行して欲しいと告知を出してきた。この周波数は国内コンテストでの7MHz帯電信の使用周波数帯7.010-7.040MHzにもろに被る。7.030-7.040MHzにFT8が移ってくればCWでのコンテストは大混乱に陥るのが明白だけど、コンテスト委員会には事前にまったく情報が伝えられず、相談も無かった。とりあえずコンテスト委員長名で異議申立書を提出。

12月20日、コンテスターである知人から、7MHzのコンテスト周波数内にFT8のJA国内用周波数がQSYしてくるかもしれない、というメールをいただいた。9月に開催されたIARU第3地域総会でJARLに対し、日本の国内FT8周波数を現在の7041kHzから7030-7040kHzの間(具体的には7037kHz)に変更できないかを検討し、2021年末までに回答することが求められたという。正に寝耳に水だ。

コンテスト委員会のメーリングリストに投稿し、情報を集めているとその日のJARLメールマガジン第382号において『7MHz帯FT8での国内局同士の運用周波数について -ご協力のお願い-』という記事が配信された。JARL Webにも同内容の記事が掲載されている。JARLとしては始めて、しかもいきなりの告知だった。

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     7MHz帯FT8での国内局同士の運用周波数について      
            -ご協力のお願い-            
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 今年9月に開催されたIARU第3地域総会において、7MHz帯のデジタル
モード用帯域についての検討が行われ、日本国内局同士のFT8による運用
周波数については、7030-7040kHzの帯域への移動を検討するように求め
られています。
 現在、7040kHz以上の周波数で、諸外国では対話型のデジタルモード
(PSKなど)の運用が主流となっており、バンドプランの国際標準化への
協力のために運用周波数の変更が求められていることから、今後、国内局
同士のFT8による運用については、7030-7040kHzの帯域での運用とする
ように、デジタル通信をご利用の皆様にはご理解のうえ、ご協力いただき
ますようお願いいたします。

JARLとしてはIARUから「要請」があったので、従わざるを得ず、決めたのでよろしくね。ということだろうか。事務局の人からも情報をいただくが、イマイチ納得できない。

コンテスト委員会を来月開催することになっているので、そこで委員会としての正式な態度を決めることにし、仕事納めの28日ギリギリになってしまったが委員長名でJARL会長への異議申立書を提出することにした。

2021 年 12 月 28 日
一般社団法人日本アマチュア無線連盟会長 高尾義則殿
異議申立書
異議申立人
コンテスト委員会委員長  JR1LQK 土屋勝
7MHz 帯 FT8 での国内局同士の運用周波数変更について、下記のとおり異議を申し立てます

1 異議申立ての趣旨
7MHz 帯での FT8 での国内局同士の運用周波数帯を 7030–7040KHz へ移行することはコンテストにおけ
る電信の運用に多大な妨害を与えるため、移行を中止することを求めます。
2 異議申立ての理由
2.1 経過
2021 年 12 月 20 日付け JARL メールマガジン第 382 号において『 7MHz 帯 FT8 での国内局同士の運用周
波数について -ご協力のお願い-』という文が送付されました。また、日付は不明ですが JARL Web にも
同趣旨の文が掲載されています。
IARU 第 3 地域総会において日本国内局同士の FT8 による運用周波数を 7030–7040KHz へ移行するよう
求められたので、国内局同士の FT8 による運用については 7030–7040KHz の帯域で運用するように理解・協
力を求めるというものです。
2.2 移行処置の不当性
7030–7040KHz は JARL が主催している ALL JA コンテスト、フィールドデーコンテスト、全市全郡コン
テストにおける 7MHz 帯電信での使用周波数帯 7.010–7.040MHz と重複します。地方本部・支部やクラブな
どで主催しているコンテストの多くも JARL 主催コンテストの使用周波数帯を採用しています。
たとえば 2021 年の ALL JA コンテストでは電信オールバンドと電信シングルオペ 7MHz に 400 局あまり
が参加しています。電信電話オールバンド、電信電話シングルオペ 7MHz を加えると 800 局以上が 7MHz 電
信でオンエアしているものと考えられます。
これだけ多くの局が 7.010–7.040MHz の 30KHz 幅にひしめきあっています。 FT8 は 15 秒間連続送信し、
応答がなければ自動再送信を繰り返すため、同一周波数帯での電信 QSO はほぼ不可能となります。ここの
10KHz 幅に FT8 が移行されるとコンテストで使える周波数帯は 3 分の 2 、 20KH しか残らず、たいへんな
QRM が予想されます。地方本部・支部やクラブ主催のコンテストを含めれば、ほぼ毎週末この状況が起こり
1
ます。
昨年、 50MHz 帯においては FT8 とコンテストの混信を避け、円滑な運用を実現するため、コンテストにお
ける電信の使用周波数帯を 50.050–50.090MHz 、電話を 50.350–51.000MHz に変更しました。今回の 7MHz
帯 FT8 移行はその処置に逆行するものです。コンテスト愛好者と FT8 愛好者、同じ日本国内のアマチュア無
線家どうしが対立し、軋轢を生むおそれがあります。
このように多くのコンテスト参加局に影響を与える変更が、コンテスト委員会にも、一般会員にもまったく
事前の話も無く、一方的に決定されました。
よって「異議申立ての趣旨」のとおり求めます

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