学生によるソーシャルアプリ企画コンテスト 「大学生のためのスマートフォン×マーケティングのコンテストapplim」

もう半月も前のことになってしまったが、11月3日文化の日に汐留の電通ホールで開催された「大学生のためのスマートフォン×マーケティングのコンテストapplim」決勝レセプションを取材し、CNETに記事を書いた。記事はすぐ書いて送ったのだけど、先方の都合で掲載されるまで時間がかかってしまい、この日記での紹介もようやく解禁となった(別にブログに書くことを禁止されているわけではないけど)。

CNET Japan 2010年11月11日「スマートフォン×マーケティング=いいね!–applimに集った企画たち」

○電通ホールってどこだ

今回のイベントが開催されたのは汐留の電通ホール。電通本社は仕事で何度も行っているし、電通ホールが本社と同じ住所ということで、安心していた。ところがカレッタ汐留に入ったところで電通へのエスカレーターが見当たらない。

あれ、入り口を間違えたかと左の入り口に入ったら焼酎専門店の焼酎オーソリティーがある。やはり入り口は右側のゲートでいいはず。階段で地上に上がると、建物の中は電通らしい。建物沿いにぐるっと進んだら電通正面入り口があったが閉鎖されている。横の入り口はIDカードがないと入れない。

どうやら休日は電通受付直通エスカレーターの乗り口そのものがシャッターで閉鎖されているようだ。建物の外をうろついていたら、ようやく電通ホールを発見。パネルディスカッション第1部の後半に滑り込むことができた。

というわけでパネルディスカッション第1部はほとんど聞くことができなかったけれど、Ustreamで中継されたビデオのアーカイブがあったので、それを聞いて記事にする。助かった。

○学生の企画、プレゼンテーション能力はあなどれない

シンポジウム終了後、決勝に勝ち進んだ5チームが壇上に上がり、まずはプレゼンテーションの順番をくじ引きで決める。これはちょっと冗長な感じで時間がもったいない。あらかじめ決めておけばいいのではないだろうか。

そして目覚ましアプリケーション「Wakeup Together」を企画したkunolimからプレゼンテーションが始まる。どのチームも、企画内容だけでなくプレゼンテーション資料作成、そしてプレゼンテーションの進め方がしっかりとしている。ただ、短い持ち時間に多くのメッセージを伝えようとして、早口でスライドもどんどん進んでしまい、内容を把握しにくい。もうちょっとゆっくり、スライドは少なくだ。

プレゼンテーションと、審査員によるパネルディスカッション第2部の後、懇親会。懇親会と言っても大人の懇親会ではなく、協賛企業と学生の名刺交換会といった感じか。隣の席にいた日経BPのライターの方と挨拶して、「我々はどこにいればいいんでしょうね」とぼんやりしていたら、東大の学生たちが「どんな感想でしたか」と話しかけてきたので、「もっと奇想天外な発想があってもいいんじゃないかな」などとしばらく雑談。このコンテストはアプリケーションを実装する必要がなく、企画だけで勝負するのだから、実装可能性を離れて、技術者には「無理!」と言わせるようなアイデアがあっても良かったのではないだろうか。でも、逆に決勝5チームの企画は、ちょっとブラッシュアップすればすぐに商用化できるレベルまで煮詰まっていたとも言える。

○協賛企業にとっては青田買いの場か?

決勝5チームの順位発表、表彰式に先立って協賛企業賞の授与が行われ、13社から10チームに賞が贈られた。数が合わないのは2つのチームが重複受賞しているため。そして最終結果発表では協賛企業賞でも3社から受賞したチームSDMYの「モーニングショットワンダ ~朝専用アプリ~」が最優秀に選ばれた。

協賛企業賞の授与は、その企業の人が出てきて渡すのだけど、なぜか企画やマーケティング部門ではなく、総務・人事部門の若手が目立った。企業にとっては学生企画そのものを探すより、優秀な新卒者採用の場と考えているのだろうか。

たしかに、膨大な費用をかけて実力のわからない学生を採用するより、企画力や、そもそもコンテストに参加しようという積極性のわかっている学生を獲得する方がローコスト・ローリスクだ。もちろん、彼らが企業に入って本当に企画のプロとして、コンスタントにいい企画を出し続けられるかは未知数だけど。

協賛企業賞は、前にも書いたとおり書類審査だけで選ばれており、決勝に進んだ8チームの企画は我々にはタイトルと概要しか見られなかったのは残念。オプト賞とサイバーエージェント賞を獲得したチーム『僕たちは、立ち尽くした。巨大な林檎の影に飲み込まれそうな黄金の国ジパングを見て。』の「ツナギメ」なんて、チーム名だけじゃわけがわからないし、中身を見たかった。

○学生イベント再び

ぼくが大学を出て最初に仲間と作った会社では、「六本木のディスコを借り切って大学生数千人のパーティー」とか、「大学テニスサークル300団体に新商品をサンプリング配布」なんてバブリーなイベントコーディネートの仕事をやっていた。その後、IT企業を立ち上げて学生イベントとかマーケティングなんかからはちょっと離れた。ITの世界では大学生や高校生でも、優れたプログラマーなんてのは普通にいたし、大学のコンピュータサークルというのはあまり大したことやってなかったから。

それから20数年たって当時の学生の子ども世代が学生となり、再び学生とマーケティングの融合という場に関われたのは何かの因縁なのかも。アタマが固くなって、新しいアイデアなど出てこなくなった身としては、彼らの若いパワーに触れられるのはとてもいい刺激になる。3回目が開催されるのか分からないけど、あればぜひ取材に行きたいものだ。

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