9/14 InDesign CS4で電子書籍(epub形式)を作る

そろそろ電子書籍の制作について勉強を始めようと、先週ぐらいからトライをはじめた。まずはAdobe InDesign CS4からepub形式を出力し、Adobe Digital Editionsで読めるようにするまで。

InDesign CS4にはファイルメニューに「Digital Editions用に書き出し」という項目がある。これで適当なところに保存すれば、拡張子が「.epub」のepub形式ファイルが出力される。

この時に書き出しオプションで[CSSスタイルのベース]を[書式を直接設定]にしておかないと、できあがったepubファイルがDigital Editionsでは文字化けしてしまう。

文字化けした場合の対処方法は横浜工文社の日本語Epubブックサンプルに書かれている。ここにはepubファイルの中身についても分かりやすく解説しているので、電子書籍の制作にかかわる人はぜひ読んでおくべきだろう。

[書式を直接設定]にしてファイルを出力すると、一応Digital Edisiontsで日本語を読むことができる。ただ、インラインで挿入した画像(LaTeXのロゴなど)は文字より一回り小さくなってしまい、読みにくい。

また、箇条書きにしたところは文字が化けている。

結局のところ、横浜工文社のサイトに書かれているように、epubファイルの中身をいじらないと、まともな日本語表示はムリなようだ。

まず、epubファイルの拡張子を「.zip」に変更する。「拡張子を変更するとファイルが使えなくなる可能性があります」と警告してくるけど、無視して[はい]をクリックする。そしてこのzipファイルを展開すると、mimetypeというファイル、META-INF、OEBPSという2つのディレクトリに分かれる。

OEBPSの中にある×××.xhtmlというファイルが、epubで表示される本文そのものだ。つまりepubファイルとはzipファイルと同じもので、その中身はhtmlということ。

このxhtmlファイルをエディタで開き、文字化けしている箇条書きの部分、liをpに修正してやった。また、数式が小さすぎて読めないので、別途大きいサイズのjpgとして保存した数式部分を読み込むように修正する。

その他、修正すべき箇所を直して保存したら、最後に全体をzipファイルとしてまとめ、拡張子をzipからepubにすれば電子書籍の完成だ。ただ、この時も注意しなければならないポイントが一つある。横浜工文社のサイトにも書かれているのだが、zipファイルとしてアーカイブするときに非圧縮形式で保存しなければならないのだ。圧縮してしまうとDeigital Editionsはエラーを出して読み込まない。

WinZipには非圧縮で保存するというオプションがあったと思うが、Windows標準のZip保存では非圧縮に設定できないようだ。ここは横浜工文社のサイトにあるように、InfoZipというコマンドラインタイプのアーカイバをインストールし、コマンドプロンプトで

zip -0 epubtest.epub mimetype
zip -r epubtest.ebpu * -x mimetype

と、非圧縮オプションの「-0」を付けて保存する。

できあがったzipファイルをepubにリネームすれば、それなりにDigital Editionsで読むことができた。

そしてできあがったepubファイルは以下からダウンロードすることができる

epubtest.epub

さて、InDesignからepubファイルを作るというのは、標準機能だし日本語対応なども今後順次整っていくだろう。だから、「できて当然」というレベルであって、デザイン・DTPがメインではないエルデにとってはあまり面白くない。

やはりエルデでやるならLaTeXからepub出力だろう。pdfからepubに変換するのがいいのか、latex2htmlのようにtexからxhtmlに変換するのがいいのか。まだ、いろいろ実験しがいはありそうだ。

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