5/5 小川山でマルチピッチ

小川山3日目,5月5日は山学塾の人たちに混ぜてもらい,烏帽子岩左稜線のマルチピッチを登ってきた.

このルート,かなり古いのだが2010年に再開拓されて発表された.当然,自分が持っている2009年発行の100岩場増補改訂新版には載ってない.全部で18ピッチ,450mというロングルートだ.
8時に山学塾のテントに集合し,8時10分出発.マラ岩への渡渉地点で西股沢川を越える.左に入るとマラ岩だけど,そのままガレ場を登り,15分ぐらい行ったところから樹林帯に入るとスタート地点.
全体で4パーティ,自分はNさんと組んでずっとリードすることになった.

マルチピッチは数年ぶり.瑞籬でしか登ったことがなかったが,このルートは山歩き+簡単な岩場の組み合わせで,全体を見通すことはできない.
フリー用のボルトは1本も無く,木やピナクルにスリング巻いたり,古いハーケン・リングボルトを使ったり,カムで支点を取らなければならない.ランナウトは当たり前,長いトラバースがあって支点もほとんど意味がないところも多いけど,まぁ落ちないだろう.
途中で切れ立ったリッジ,天空の回廊というらしいが,この上を歩くのはスリリング.

それよりロープが重くてまいった.自分が登るのにロープが出てこず,声をあげて全力を振り絞ったり,懸垂で戻って支点を外すことも.いくらやさしいルートでも,ムーブの途中でロープが張ってしまったら身動きできなくなる.落ちることはないだろうと,ロープを思いっきり引っ張って,弛ませてから登る.さらに2ndのロープを引くので腕がパンプする.時にはクライミングよりロープ操作での消耗が激しい.
ルートが屈曲しているのと,花崗岩で岩の摩擦が大きいせいだろう.

核心部は13ピッチ目のハンドクラック.先に登った竹本さんが「ハンドジャムバチ効きで快適」と言ってたので,自分も5年ぶりぐらいにジャミングで登る.カムはキャメロット1,2,3の3個だけ.テンションかけたりエイドしたりする人もいたけどフラッシュでクリアできた.

途中,先行パーティが渋滞していたこともあり,ここで時間切れ終了.30m懸垂下降してエスケープすることに.

ところがエスケープすると取り付きとは反対側,南側に降りてしまう.取り付きに戻るには登ってきた稜線を巻きながら,道なき森の中を下らないといけない.これが疲れること.さらにみんな勘違いしてしまい,下に降りすぎた.ガレ場が見えて,下がりすぎたことに気づき,100mぐらい登り返して,取り付きに戻って荷物を回収できた.

でも楽しい1日だった.たまにはマルチピッチもいいな.もっとマルチピッチでのビレイのやり方,ロープの裁き方など習得しないといけない.

山学塾の皆さん,ありがとうございました。

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