大学生のソーシャルアプリコンテスト applimを取材

土曜日、六本木泉ガーデンギャラリーで開催された「ソーシャルアプリ×マーケティングコンテスト決勝レセプション」を取材し、記事が昨日CNETに掲載された。

『ソーシャルアプリ使った学生向けマーケティング企画コンテスト「applim」、決勝を開催』
http://japan.cnet.com/news/business/story/0,3800104746,20416704,00.htm

このコンテストは学生団体applimが主催し、mixiなどSNS上で動くソーシャルアプリで、いかにマーケティングと結びつけるか企画を競うコンテストだ。学生チーム60団体が応募し、決勝には5チームが勝ち進んだ。5チームの企画内容や審査員によるシンポジウムの発言内容はCNETに書いた記事を読んでもらうとして、記事に書かなかった雑感など。

インターネットがらみの企画、コンテストというとプログラムを作ってというのが先入観であったのだが、このコンテストはマーケティングのビジネスプランを競うもの。実装ではなく、いかにクライアントとして想定した企業の商品をターゲットたるSNSメンバーに訴求させ、売るかという面が重要視されていた。アバターをオリジナルで書き起こしたグループもあったが、パワーポイント段階のものが多かったようだ。集まっていた学生もエンジニアよりはマーケ系なんだろう。

上位5チームは慶應義塾大学と千葉大学、それに神戸大学などの学生だった。そういえば、関東で「神大」というと神奈川大学のことを指すが、関西では神戸大学なんだな。神奈川大学から参加者がいたのか分からないが、ぼくが情報経済学を教えている経済学部の学生こそ、こういうコンテストに興味を持って欲しいものだ。

稚拙ではあっても、企画を考え、チームでまとめ、プレゼンすることで他人の評価を受ける。こういうプロセスはものすごくいい勉強になる。しかも、今回のコンテストではmixiで80万人が参加したソーシャルアプリ「Ole Ole CR-Z」を仕掛けた電通の中村洋基氏、同じくmixiで「mixi年賀状」を生みだした博報堂の須田和博氏、コカ・コーラパークを立ち上げたコカ・コーラの江端浩人氏、IT系ベンチャーキャピタルの赤羽雄二氏、アルファブロガーとして活躍している徳力基彦氏といった、ソーシャルアプリ最先端の審査員から直接評価を受けるのだから、本当に貴重なチャンスだ。
コカ・コーラが特別協賛なのに、ライバルであるペプシを堂々と出してしまうチームもいたが、学生ならではお茶目として許されるだろう。

プレゼンを見ていて残念だったのは各チームともスライドの進行が早すぎて、中身を理解する前に次のスライドに変わってしまったこと。手元資料がないのだから、もっとスライドの枚数を減らし、じっくり説明すべきだろう。

審査員からも声が出ていたけれど、5チーム中4チームがmixiをプラットフォームとしていて、他のSNSは相手にされてなかったことも気になった。一般学生だとmixiが中心であって、GREEやモバゲー、さらにはFacebookは興味がないのだろうか。

シンポジウムで、審査員が揃って「未完成でもいいから、さっさと公開しよう」と呼びかけていたのは、インパクトがあったな。パッケージ系のアプリケーションでは未完成品を出すことは、その後の改修・バージョンアップの手間を考えると恐ろしい話だが、ネットワーク上で実行されるソーシャルアプリは、問題なく動くレベルであれば、未完成でも公開し、ユーザーの声を入れながらブラッシュアップしていった方が、より良いものになる。

うちの会社は、ゲームとかエンターテイメント系は得意じゃないというか苦手。ケータイもソーシャルアプリも逃げている面があるのだけど、ソーシャルアプリにはツールやビジネス系だってあるだろう。ちょっと勉強してみるかなという気分になった。

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