6月30日の夜中0時、自宅とプロバイダを結んでいたBフレッツ・ファミリータイプのサービスが終了した。2002年ごろに契約し、ほぼ8年ほど我が家にIPを送り届けてくれていた。
転送速度は10MBps、今となっては光ファイバー接続としてはかなり低速な部類だが、それまでのADSLと比べるとまさに雲泥の差。自宅はNTTから距離があり、ADSLでは安定して速度が出なかったのだ。だから、自宅エリアがBフレッツのサービス圏内となって、すぐ申し込んだ。
ファイルのダウンロードやアップロード、P2P、会社へのVPNによるリモートアクセスなど、10Mbpsという速度で不満は感じたことがない。昨年の冬、猫の「ふーちゃん」がガンの末期状態となっていた時には、餌入れをWebカメラで撮影し、会社や携帯電話から見守れるようにもしたこともある。
だから、月額料金がもっと安くなる100MbpsのBフレッツ・ハイパーファミリータイプとか出てきても、面倒でずっと使い続けてきた。
しかし、とうとうNTT東日本は2010年6月30日をもってBフレッツ・ファミリータイプのサービスを停止した。1年以上前から、ハイパーファミリータイプなどへの無償切り替え案内が送られてきていたが、面倒くさくて放置。
とうとう最後の日を静かに迎えてしまったわけだ。
それでも、自宅がIPリーチャブルでなくなるというのは困ったことになる。家からメールやWeb、会社のPCへのリモートアクセスができなくなってしまうからだ。
高速モバイルアクセスのUQ WiMAXにも加盟しているが、これが自宅では接続できない。サービスマップ上は利用可能圏内なんだけど、1階のダイニングでも2階の書斎でも圏外となってしまう。2階ベランダに出ればかろうじてつながる状態。木造戸建てにしては弱すぎないか?
いろいろ調べて、割合高速で通信規制が緩く、費用も安いSo-netにKDDIひかりワンという組み合わせに切り替えることにした。So-netは新規加入だと数万円のキャッシュバックがあるようだが、すでにSo-netユーザーなので、残念ながらそれはなし。いろいろ規制がきびしいらしいNiftyやBiglobe、J-COMに加入するよりはいいだろう。つながるはずがつながらない、速度が遅いというのはWiMAXじゃないけど相当なストレスだから。
So-netのユーザーIDなど、申込時の書類が行方不明になっていて、やっとこさプロバイダ変更の申し込みをしたのが6月28日。KDDIの工事まで2週間以上はかかるようなので、しばらく我が家は陸のIP孤島状態だ。
家に帰ったらパソコンに向かわず、貯まっている本を読むか、DVDを見て過ごすことにしようか。