02/20 ペット用血圧計を発売します

2年前から手がけていたペット用デジタル血圧計販売計画。いよいよオンラインショップの設定が完了し,いつでも販売できる体制が揃いました。IT,サプリメントに続くエルデ第3の新規事業スタートです。

あきちゃんの闘病生活で血圧計が欲しいと切実に思った

一般向けのペット用血圧計が欲しいと思ったのは2013年5月。当時17歳の猫あきが膀胱ガンになった時です。すでに膀胱内に腫瘍が広がっていて,このままでは尿道が塞がって死んでしまう。延命するには開腹手術をしなければならないが,高血圧で麻酔に耐えられないという診断をもらいました。8kgぐらいの運動嫌いなおデブ猫で,血圧も高くなっていたのでしょう。

それから1ヶ月半,毎日自宅で降圧剤を飲ませ,週末にはアンソニー動物病院で血圧を測ってもらいました。なかなか血圧が下がらず,心配しましたが,6月末になってようやく手術できるレベルになり,農工大学動物医療センターで手術を受けました。

あきちゃんは,結局10月になって膀胱ガンが再発しました。その時は手術を諦めて自宅で看取ったのですが,3ヶ月間はのんびりと自宅で過ごすことができました。猫にとっての18歳は人間なら80歳ぐらい,3か月は人間なら1年ぐらいに相当するということで,良かったのではないかと思います。

ただ,この時切実に自宅で使えるペット用の血圧計が欲しかったのです。人間だって病院で血圧を測ると正常値より高い値が出る「白衣高血圧」というのがあります。言葉の分からない猫にとってみれば,動物病院での検査はよりきついストレスだったのではないでしょうか。飼い主にとっても,毎週の通院は経済的,時間的に大きな負担でした。

オムロンなど,人間用の血圧計なら数千円で売っています。ペット用だってあるだろうと探したのですが,ありません。アメリカならばとAmazon.comやeBay見てもありません。

無いことはないんです。日本でも獣医師・動物病院のみ販売対象とする専門家向けの血圧計が2~30万円で売られていました。しかし,一般人である自分にとって価格的にも無理でした。

やっとペット用血圧計を見つけた

それからずっとペット用の血圧計が無いか気にはしていました。一昨年の暮れぐらいに,中国の医療機器メーカーがペット用の血圧計を製造していることを知りました。価格も1万円しません。これを輸入すれば,日本でも一般向けのペット用血圧計として売れる,大勢のペットと飼い主を助けることができると。学生時代からの友人が中国でビジネスをやっていたので,彼に相談してさっそくメーカーと連絡を取ってもらい,諸条件を詰めました。

ところが,調べてみると動物用医療機器も人間と同じく薬機法の規制対象となっていたのです。つまり製薬会社とか医療機器会社ということです。人間用が厚生労働省の管轄なのに対し,動物用は農林水産省管轄というだけです。幸い,血圧計は第三種動物用医療機器,それも一般用医療機器という分類なので,医薬品や手術機器ほどの厳しい条件はありません。それでもまったくの新しい分野です。人間用は参考書籍やサイトがありますが,動物用はまるで情報もありません。

それでもいろいろ調べ,最終的には窓口である東京都庁の担当者にどっぷりお世話になって書類を整え,動物用医療機器製造販売業登録を取得することができました。ちなみに免許類の申請にかかる費用総額は35万円。これを納める時にはさすがに身震いしました。

サンプルを取り寄せ,ロゴを知り合いの特殊印刷をやっている印刷会社で刷ってもらい,マニュアルを作り,商標登録申請を行い,販売サイトを作る。素早くやればいいのでしょうが,いろいろ他の仕事に追われて時間がかかってしまいました。

販売サイトのセットアップに手間取る

最後の最後は販売サイトにおけるカード決済の登録で躓きました。販売サイトはこれまで使ったことのないEC-CUBEの最新バージョンであるEC-CUBE3.0.15を採用。カード決済にはPowerNaviで10年間の取引があるGMOイプシロンにしたのですが,やはりEC-CUBE2.13系と3.5系では様々な設定が異なり,イプシロンの決済モジュールがインストールできなかったり,インストールしたのにエラーが出てしまったり。

イプシロンのサポートセンターが迅速かつ丁寧に対応してくれたおかげで,なんとかオープンにこぎ着けました。

ペットの血圧計

まだ実売はゼロですが,問い合わせをいただいており,アクセスもぼちぼち増えています。これで1匹でも多くのペットが健康な生活を送れ,1一人でも多くの飼い主が幸せになれれば,どれだけうれしいことでしょう。

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