08/25 洗濯機をFRPで修理した

我が家の2009年製造三洋電機の洗濯機。風呂場しか置き場がないので湿気で下部が錆てしまった。

洗濯機の外装は薄い鉄板の四角い筒状で,上からドラムやモーターを吊っている。足はこの薄い鉄板の4隅に取り付けられている。鉄板が錆びると足がこけて傾いてしまい,振動が酷くてドラムが回らなくなる。
もう買い換えてもいい時期だけど,手元にFRP補修キットがあったので,ダメ元でやってみた。FRPはFiber-Reinforced Plasticsの略。ガラス繊維のシートにポリエステル樹脂を染みこませて固めたもの。軽くて強いので浴槽や自動車,自転車,ボートなど様々な分野で成形用に使われている。これで錆びた部分を補修しようというのだ。

まずは錆をワイヤーブラシで落とす。あまり強くやると鉄板そのものが無くなってしまう。
まだ錆びてない部分も含め,内側下部にさび止めペンキを塗る。

樹脂はプラスチック容器で混ぜると,容器が溶けることがあるというので紙皿。刷毛は使い捨てにするので古い歯ブラシを使った。樹脂100gに,硬化剤は1g程度なので重さを計ってもはっきりせず,数滴垂らす程度。

錆びて割れている部分,外側にマスキングテープを貼り,内側にポリエステル樹脂を塗って細長く切ったグラスファイバーシートを貼り,さらに樹脂を塗る。

完全に固まるまで24時間待てというので,上下逆さまにして風呂場の隅に放置。
この時,シャワーを浴びたのが次なる故障の原因に?
翌日,ひっくり返して元の場所に設置。いい加減なFRP補修だったけど,樹脂はガチガチに固まっており,足はしっかりと立つ。
ところが,洗濯をしようとして電源コードをつなぎ,スイッチを入れてもLEDパネルに何も表示されない。リレーの作動音がしたり,他のスイッチを押すとランプがつくので,完全に壊れたわけではないのだが,とにかくモーターが回らないので洗濯できない。
仕方なく,下着やTシャツ,靴下など軽いものを手洗いした。なかなか泡が消えず,さらに手で絞ったらパンプした。
家電店で,どこのメーカーが錆びにくいのか聞いたけど,乾いた場所に置くのが前提なので,どこも錆対策はしていないという。3万円台のも10万円台のも20万円台のも,その点ではみな同じ。
洗濯機の耐用年数は8年ぐらい。ちょうど買い換え期ではあるが,もう一度修理することにした。
上部を外し,操作パネルのあるメイン基板を引っ張り出す。さすがに基板はシリコンで完全防水してある。長年洗濯機を作ってきた部署なので,このあたりは心得ているのだろう。初期のパナソニック製温水洗浄便座の基板が剥き出しで,温水タンクからの蒸気が回り込んで基板がダメになったのとは偉い違いだ。

基板そのものはシリコンで防水してあるが,水がしっかり溜まっていた。タオルで拭って,さらにヘアドライヤーで乾かす。
ついでによく引っかかってトラブルになる上蓋ロックのソレノイドを掃除し,シリコンスプレーとグリース塗布。
ようやく,洗濯機が復活した。ちゃんと正立しているのでドラムが振動することもなく,一発で脱水まで完了。このところ,脱水でエラー起こして停まっていることが多かったので感動した。
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