『Twitter使いこなし術 パワーユーザー100人の「技」を公開』 根岸 智幸

2010年1月12日初版
アスキー新書
価格:780円
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これまでに読んだTwitter本としては、@knnkandaさんの『Twitter革命』、@tsudaさんの『Twitter社会論』に続いて3冊目(まだ『社会論』のレビューを書いてないや)。前の2冊がジャーナリストの立場から、Twitterに何ができるのかを論じているのに対し、本書はより具体的、ハウツー的だ。


著者の根岸(@zubapita)さんは月刊アスキー編集部を経て『インターネットアスキー』編集長、『アスキーPCエクスプローラー』編集長を歴任してきた、アスキー OB。実はアスキーの仕事をしている時、いろいろお世話になっている。もちろんパソコン雑誌の編集者もジャーナリストの一員だけど、ビデオジャーナリストの神田さんや音楽ライターでもある津田さんとは毛色が異なっているのは言うまでもないだろう。
ぼくがTwitterのアカウントを取得したのは去年の8月。最初はそれこそ「今日の昼食メニュー」なんてつまらないことをつぶやいていたのだが、11月ごろからフォロワーを増やして積極的に発言するようになってきた。そうなるとtwitter.comのホームで読み書きするのは非効率的であるとか、RT やリスト、ハッシュタグなどいろんな情報が入ってくる。そこでechofonやTweetDeckをインストールするなど、はまっていくのだが、今一歩使い方がわからない。
『革命』と『社会論』で、概念はだいたいわかったのだが、それではこのツールはどう使えばいいの? という状態で模索しているところに、本書が出版されるというTweetが飛び込んできた。出版日に書店に行って購入し、電車の中で一気に読んでしまった。もっともパソコンに向かってソフトを操作しながら読まないと意味がない部分もあるので、完全に読み切ったのは数日後だが。
本書はツールの使いこなし術だから、「オバマ大統領は選挙でTwitterを活用した」とか「Twitterでマスメディアがこう変わる」とか「Twitter議員の登場」というような、社会的な話は最初の1、2ページにしか出てこない。
その後はユーザー登録のしかた、初めてのツィート、フォローのしかた、RTのやりかた、検索の方法など具体的に操作方法を解説している。
第3章を使って解説しているのは、専用ソフトの紹介とその使い方だ。前述したように、フォローが増えると普通にWebブラウザで twitter.comにアクセスして読み書きするのは、効率が落ちてしまう。ブラウザではすべての発言が並列に扱われるから、何百人もがtweetするとタイムラインはあっという間に流れてしまい、大事な情報は埋もれてしまう。専用ソフトではフォローしている人をグループ化するなどで、重要度に応じた管理が可能になる。単なるつぶやき、趣味の仲間、仕事仲間、マスコミ、キーマンなど分けておける。
専用ソフトとしてはTwitやTweenなども取り上げられているが、人気の高いTweetDeckについては20ページほど割いて、徹底的に操作方法を解説している。ぼくもTweetDeckをメインに使っているので、それだけでも本書を購入する価値があると言える。TweetDeckより高度な機能を持つ、WebアプリケーションのHootSuiteについても詳しい。
そのほか、いろいろTwitterを活用する上での小技もいろいろ紹介されている。
この手の本は、数ヶ月もたつとソフトやサービスの中身がどんどん変わってしまい、時代遅れになりがちだ。今すぐ買い、パソコンに向かって書かれていることを試してみるのがいいだろう。

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