10/18 府中平和まつり前夜祭で髙橋哲也さん講演

第27回府中平和まつり。今回は事前に連絡が無く、19日の本体企画は別の用事(みんなの森定例活動)を入れてしまったので不参加。土曜日の前夜祭だけ参加となった。今年のテーマは『「平和」が危ない!-聞こえてくる戦争の足音-』。安倍政権の特定秘密保護法強行や解釈改憲による集団的自衛権導入など、戦後日本でまがりなりにも守られてきた「軍備を放棄し、戦争をしない国」の形が壊されようとしている現在、励起し修正主義批判、靖国批判を繰り広げている髙橋哲也さんの講演はタイムリーだ。数年前にちくま新書の『靖国問題』を読んで、感銘を受けた記憶がある。
講演は、冒頭に主催者から「撮影・録音はご遠慮願います」とのアナウンスがあり、ちょっと緊張した雰囲気。右翼から敵視されている髙橋さんの安全を考慮してのものだろう。普段は撮影要員でもあるのだが、今回はスタッフバッジを付けていなかったので、撮影は抑え気味にした。

東大大学院教授の髙橋哲也さんは1956年3月28日生まれということで、ちょうどぼくとは1学年上になる。講演のテーマは『福島・沖縄から平和を考える~原発、米軍基地と安倍政権~』だったが、安倍政権、そして靖国批判が中心となった。

現代の安倍政権は、ナチスに似ている。高市早苗総務大臣、山谷えり子国家公安委員長の二人が靖国神社に参拝し、国際問題となっている。
安倍首相は昨年末、靖国神社を参拝し、中国・韓国だけでなくアメリカ、ロシア、EU、台湾など各国から批判された。
これらは国際社会に対する挑戦である。
ウォールストリートジャーナル日本語版は、閣僚のうち15人が右翼団体日本会議のメンバーであることを報道した。外国では阿倍は歴史修正主義者であるとの見方が定着している。
彼らの主張は、日本による朝鮮・中国植民地支配は正しかった、南京虐殺はなかった、慰安婦はいなかったというもの。
日本会議に内閣が乗っ取られているようだ。
高市早苗、稲田朋美はネオナチを標榜する国家社会主義日本労働者党党首との2ショット写真を撮り、同党のWebサイトにそれが掲載されていた。欧米であれば即座に議員辞職だ。

自民党都連事務局広報部長小粥義雄(おがいよしお)が1994年、『ヒトラー選挙戦略』という本を出した。ヒトラーの写真やイラストをちりばめ、ヒトラーが権力を掌握した選挙に学び、いかにして当選するかという教則本。「説得できない有権者は抹殺すべきです」と書いている。高市早苗はこの本の推薦文を書いている。

山谷えり子国家公安委員長は在特会元幹部と2ショットの写真を撮っており、政治献金を受けていたのでは無いかと言われている。

日本のマスコミ、NHK、読売、産経は安倍政権に従順であり、朝日も誤報問題で戦えない状況にある。

慰安婦問題について、チェジュ島で強制連行を行ったという吉田清治発言は、90年代から信憑性が薄いと批判されてきた。慰安婦問題の本質は強制連行があったか無かったではなく、日本軍が関与したかどうかということ。

産経グループの最高権力者であった鹿内信隆は、その著書『いま明かす戦後秘史 上』の中で陸軍経理部主計少尉として慰安所の開設、運営を手がけたことを自慢している。海軍では中曽根が慰安所を担当していた。なぜ朝日新聞は叩かないのか。お行儀が良すぎるのでは。

アフガン・イラク戦争で米兵は7000人が戦死しており、それ以上の自殺者、さらに多くのPTSDやうつ病患者が出ている。自衛隊でも28人が自殺した。米軍の後方支援だったはずのドイツ軍も50人以上が戦死した。

いくら解釈改憲をやり、法律を作っても日本人である自衛官を外国で殺すことはできない。これを親や家族、そして国民に納得させるのが靖国神社の役割。お国のため、天皇のために死んでこい。戦前だって遺族は戦死を決して喜んでいたわけではない。『主婦之友』1944年1月号に「軍国の母を訪ねて」という記事がある。長男の戦死の報が届いたとき、母は「桑の茂みにへたりこんだきり、日暮れまでぢっと空を睨んぢよりました」。そして次男が戦死すると「むごことよのう、悲しいことよのう」と嘆いている。だが、「しんそこから、わが子でかいたと思うたのは、二人の合祀祭りに、靖国神社へ参らせて頂いた時からでございます。勿体なくも畏れ多くも、天皇陛下さまがあの社頭に御親拝あそばさるる御姿を伏しをがんだ時・・・」と、悲しみを喜びへと転化させていくのだ。

最後に自民党の改憲案の説明。自民党はQ&Aで天賦人権説は採らないと明言している。ジョン・ロックやジャン・ジャック・ルソーらによって提唱され、アメリカ独立宣言やフランス人権宣言でうたわれた、現在の民主主義の根本である天賦人権説を自民党は否定し、人権は国家が国民に施すものと成り下がってしまう。18世紀以前の状態に日本を引き戻そうというわけで、とても認めることはできないだろう。

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