Webサイトリース商法(ホームページリース商法)にご用心

昨日、知人の紹介であるWebサイト主催者の方が相談に訪れた。数年前からある外国人アーティストの国内オフィシャルサイトを運営しているのだけど、毎月の管理料が高くて困っているというのだ。そのサイトはトータルで10ページもない。アーティストの経歴、作品の紹介、作品使用についてなど固定的な情報だけだ。3年前に飛び込みで来た営業に応じて発注してしまった。3年間更新は一度もなく、それていて月額4万円近い料金を支払っている。アクセスレポートも提出されていない。

確かにサイトデザインはそれなりに恰好良い。だけど1ページの中に同じ文、同じ写真が2回続けて掲載されていたり、テキストの回り込みにフロート要素を使わないで<BR>を挿入して強制改行しているため、ブラウザによっては改行位置がずれていたりする。

道を歩み始めますが、1984
年、
友人と共に○○へ旅行。この

期を・・・

といった状態。素人以下の作業だ。

これを3年前にトータル200万円ぐらいの5年リースにしており、リース費が月額3.5万円、管理費5000円支払い続けてきた。Webサイト制作でリースというのは腑に落ちないのでリース契約書を見せていただいたところ、CMSソフトの料金が180万円、企画費、デザイン日、ライティング費、SEO対策費などが積み上げられ、トータル300万円ぐらいが値引きして200万円となっていた。

数ページ、固定ページで更新無しなのになんで180万円もするCMSソフトを使う必要があるのか。HTMLで書けばいいだけだ。

主催者の人はITにうとく、文・写真が重複して掲載されていることに気が付いてなかったという。つまり納品時にちゃんと検収していなかったということのようだ。納品時どころか、今回指摘するまで見ていなかった。しかし、「問題ありません」という書類に押印してしまっている。

さらに驚いたのは、最近、別の制作会社から「そろそろリース残が2年になりましたから、弊社でリース残額を買い取って、安くリニューアルしますよ」という電話があったということ。リースが何年残っているかなど、リース会社と制作会社以外に知りようがない。リース会社は一応大手だから、そこから漏れるはずはない。つまり、制作会社が情報を流したか、別名の会社を使って救済するように持ち掛けて搾り取ろうとしているとしか考えられない。

調べたところ、「ホームページリース商法」「WEBサイトリース商法」といった詐欺まがいの悪質商法であることが判明。本来、デジタル制作物であるWebサイト、コンテンツをリース契約することはできないので、PCやソフト(今回はCMSソフト)をメインとしてリースを組ませる。作った後はほったらかしである。

リース解約を求める訴訟なども起きているようだ。
ホームページリースに関する最近の裁判例(1)

今回、主催者の方は金銭的に困っていて、弁護士に依頼する余裕もないという。しかし、リースは勝手に解約できないから、このままだと差し押さえとかいった事態も予想される。

とりあえず弁護士を紹介しますよ、というアドバイスしかできなかった。何とか経営危機を乗り越えて前向きに解決できるといいのだが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください