10/10 あきちゃん、天に昇る

5時ぐらいに目が覚め、居間に降りる。あきちゃんは呼吸が荒いものの、まだ大丈夫そうだ。ダイニングで仕事をしながら時々あきちゃんの様子を見ている。居間に布団を敷いて寝ていた妻も起き出してくる。

9時になったので農工大に電話し、翼状針をどうすればいいのか先生と相談してみる。翼状針の反対側から血液凝固を防ぐヘパリンをシリンジで押し込み、スッと入るようなら大丈夫だという。ヘパリンは通ったので、静脈点滴を再開。だけどやっぱり漏れているようだ。2時間で腕の下に敷いていたペットシーツが25グラム重くなった。はんぶんは外に出てしまったようだ。

午後来てくれれば針を付け直してくれるというので、13時ごろあきちゃんを乗せて農工大へ。やはり留置針がずれてしまい、血管にはほとんど入らず、血管のまわりと外に出てしまっていた。今度は後ろ左足に留置針を付け直してもらい、また連れて帰る。

しばらく休んでから静脈点滴を開始。ソファで寝ていて呼吸も浅いのだけど、時々起き出して床に降りようとする。どこにそんな力と意志が残っているのだろう。体温がかなり下がっているため、冷たいフローリングの上に寝るのは良くないのだが、あきちゃんが欲するのだから仕方が無い。床にペットシートだけ敷いて寝かせ、点滴を続行する。

一度はいきなり起きて歩こうとし、点滴のスタンドをひっくり返しそうになった。

18時36分頃、突然痙攣を起こし苦しみ始めた。口を大きく開き、舌を出してぜいぜい言っている。先生が心配していた肺水腫になって呼吸困難に陥ったのだろうか。瞳孔が完全に開いてしまう。妻と二人で身体をなでてやり、泣きながら「もう頑張らなくていいんだよ」と語りかける。やがて瞳孔が普通に戻り、時々頚をあげて起き出そうとする動きも。だけど、どんどん最期は近づいてきた。

ぜいぜい激しかった呼吸が弱くなり、20時3分、止まった。18歳と3か月ではる・かの・ふゆが待っている猫の国へと登って行ってしまった。

あきちゃんとは仲が悪いなっちゃんが2階から降りてきた。いつもと違うあきちゃんの様子を察したのか、近づいて臭いをかいだ。普段なら、あきちゃんに「フー」と威嚇されてしまうのに。

ふゆちゃんは闘病生活が長かったこともあり、最期はガリガリにやせ細ってしまった。あきちゃんはあっという間だったので、最期までふっくらとしたまま。身体が硬くなってきても、お腹はぽちゃぽちゃ。カワイイ顔で、まるで眠っているようだ。

あきちゃん、この家に生まれてきてくれてありがとう。君と過ごした18年間は楽しかったよ。

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