『一生太らない体のつくり方―成長ホルモンが脂肪を燃やす! 』 石井 直方

筆者はボディビルダーとしても有名な、東大の筋生理学者。本書は看護師や管理栄養士などの前での「生活習慣病を予防するための運動指導」という一連の講演をまとめたもので、あとがきでも書いてあるように、「語りかけるような口調」で、手軽に読める。実際、昨夜新宿のジュンク堂で購入し、PUMP2へ行って自宅へたどり着くまでの間に読みきってしまった。
一生太らない体のつくり方
石井直方著・エクスナレッジ
初版:2008年1月17日
定価:1470円(税込み)
ダイエットのためには食事制限や有酸素運動より筋トレを行い、基礎代謝を上げるとともに、QOLを改善せよという。
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食事制限をすると、体脂肪とともに筋肉減少が避けられず、どうしても基礎代謝が落ちてしまい、逆に太りやすい体質になる。これがリバウンドの原因。
トータルなエネルギー消費がもっとも多いのは運動時ではなく、安静時であり、つまり基礎代謝分。有酸素運動では筋肉は増えないから、筋トレをするのが効果的ということになる。
山本ケイイチの『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』では、筋トレで基礎代謝を上げるほど筋肉をつけるのは難しいから、食事制限をしたほうがいいと書いてあり、ちょっと食い違っている。ただ、本書はごく一般向けのダイエット・脱メタボ指南書だから、よくある食事制限ダイエットに対する批判を込めて、あえて筋トレを勧めているのではないだろうか。
有酸素運動の持続時間についてだが、細切れにやってもよく、一度体脂肪が燃え出すと休んでいる間でも燃焼が続くという。
筆者は加圧トレーニングの共同研究者でもあるが、加圧トレーニングを応用した、お金のかからないトレーニング方法として「スロトレ」を紹介している。これは動作をゆっくり、完全に曲げたり伸ばしきらないで、常に筋肉が血管を圧迫している状態を作り出すことで、加圧トレと同じような効果が得られるという。
ところで、この本を読んで思い当たることがあった。それは『睡眠中は、一種の断食状態ですから、さらに朝食も抜いてしまうと、体は「飢えた状態」になります。すなわち脂肪をため込みやすい「省エネモード」になってしまいます』という項。
先々週ぐらいから体脂肪減量の追い込みと称して、朝はプロテインを飲むだけで自転車通勤していた。昼は炭水化物抜きの鶏肉と野菜。お腹が空いたらプロテイン。たんぱく質は十分に摂取していたはずだが、完全にカロリーは足りなかった。だけど、どうしても食事や飲み会の付き合いもある。省エネモードであるところにドカンとカロリーを供給していたわけで、リバウンドしてしまったのではないか。
BMIを下げるべく、「無駄な筋肉が減らそう」などとベンチプレスはやめていたが、もともと筋肉が着きにくい体質。50代になって筋肉がつくことを心配してもしょうがない。まんべんなく、筋トレもやることにしよう。

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