10/05 ハイパーメディア研究会で萩野さんのお話

前回の勉強会「ヨミウリオンラインの大手小町~発言小町」が2008年10月だったから、実に3年ぶりの勉強会。竹橋のちよだプラットフォームスクエアにボイジャー代表取締役の萩野正昭さんをお呼びして、『EPUB3とHTML5で電子書籍はどうなる?』というテーマでお話をいただいた。

ハイパーメディア研究会が始動したのは1990年ごろ、ボイジャージャパンが起業したのが1992年のことなので、ほぼ同時期にスタートしたわけだ。ボイジャー自身はハイパー研には参加していなかったけれど、もちろんマルチメディアの若き(当時)パイオニアたちとして、人脈的にも仕事的にもたっぷりと重なっている。

今回は10月にEPUB3の正式規約が制定され、11月からKindle Fireが発売されるという事態を前にして、EPUB3の規約制定にも深く関わってきたボイジャーが、今後の電子出版がどうなっていくのかを語っていただいた。

実は、ぼくもEPUB3で縦書きやルビ、縦中横といった日本語組み版の機能がサポートされたことで、専用ブラウザは必要がなくなるのだと思っていた。だが、たとえばGgoogle ChromeはEPUB3に対応しているのだけど、よく見るとルビが降ってある部分では本文文字列が左にずれてしまったり、前のページにルビの影?がはみ出したりといった不都合がある。

そこでボイジャーではBooks in Browserということで、EPUB3をベースにして、より高度な日本語組み版表示を実現するブラウザを提供するのだという。無料で崩れた表示を許すか、有償でよりきれいな表示を求めるかということだろう。

萩野さんだけでなく、ボイジャー開発部のエンジニアとしてEPUB3日本語化に深くかかわってきた小池さんも技術的な部分を詳しく説明していただいた。

後半では過去のボイジャーのタイトルなどを一挙上映。「最近はレーザーディスクを知らない人も多くなってきましたが、今日の参加者の皆さんは話が通じる」と、マルチメディア回顧展のようだった。ハイパーカードの、粗いモノクロ画像に、みんな「懐かしいなぁ」との声があがる。

勉強会終了後は、近くの居酒屋に移動して23時まで懇親会。ちょっと人数を読み誤ってしまい、料理が4人分ほど余ったけれど、赤字にならずに終了できた。

今回、ぼくがほとんど一人で萩野さんと交渉し、場所を借りて、懇親会も予約したので、当日はドタバタして参加者の皆さんにはご迷惑をかけてしまった。19時オープンならば、18時から部屋を借りておくべきだった。プラットフォームの受付も、カギが行方不明ということで、本来なら19時前に開けてくれるところを遅れてしまうのだから、困ったものだ。

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